国際キャッシュカード＆フランスATMの使い方

●国際キャッシュカードとは

国際キャッシュカードは、自分の銀行口座から海外旅行先のATMを使って現地通貨の引き出しができるカードです。引き出し時の手数料のみで金利がかからず、24時間引出しができます。
クレジットカードや日本の銀行が発行している国際キャッシングカードなどには、ATMネットワークブランド「PLUS」、「Cirrus」のいずれかと提携しており、フランス国内ではほぼ全てのATMでいずれかのATMネットワークが利用できます。

メリット
・24時間どこでも現地通貨の現金の引出しができる。
・提携しているATMネットワークが使えるＡＴＭならどこでも引出しができる。
・パリの中心地以外や地方では、両替所が少ないのでATMでの引出しを利用した方が便利。
・長期滞在旅行や、バックパッカーなど、大金を持ち歩くには危険な方におすすめ。
・両替したお金が足らなくなってしまった時に便利。

デメリット
・お店での買物ならクレジットカードで精算した方が手数料が安い。
・治安が悪い場所や、人通りの少ない場所で路上にあるATMは、ひったくりの被害にも遭いやすいので注意。
・フランスのATMはセキュリティーのために、4桁の暗証番号を3回続けて間違えるとカードがATM機械に没収されカード自体が無効になる。

レート、手数料、支払い日
換算レートは、各カード会社で定めたレートが適用されますが、為替ニュースなどで発表されるレートとほぼ同じとなります。
換算レートに各社が定めた手数料3～4%が加わり、各社が定めている締め日・支払い日に準じて口座から引き落としが行われます。

●まずは手持ちの全てのカード裏面を確認しよう

まずは手持ちの全てのカード類を確認してみましょう。
クレジットカードや銀行の国際キャッシング機能付きカードはATMネットワークと提携していることもあるので、わざわざ新規で国際クレジットカードを作る必要がないかもしれません。

Point①　ATMネットワークブランドのロゴをチェック
クレジットカード、銀行のキャッシングカードなど手元のカード裏面にあるATMネットワークのロゴマークを確認してみましょう。

Point②　有効期限
カードの有効期限のチェックも忘れずに。残り1ヶ月をきったカードは使えないこともあります。

Point③　4桁の暗証番号
ＡＴＭ利用の際は4桁の暗証番号が必要となります。暗証番号を3回続けて間違えるとカードがATM機械に没収されカード自体が無効になるのでご注意を。メモに取る時は、スリ・盗難対策としてカードとは別の場所に保管してください。

Point④　カード会社の緊急番号
フランス滞在中、スリや盗難に遭った場合、カードを無くしてしまった場合に、すぐにカードを止めなければいけません。海外からでも対応の24時間コールサービスが各社あるので緊急に備えて電話番号を控えておきましょう。

●国際キャッシュカードが使えるＡＴＭ

フランス国内では都市・田舎を問わずＡＴＭは多くの場所に設置されており、、サービスエリアやショッピングセンター、国鉄駅構内、観光名所など、いろいろな場所で24時間利用ができます。
手持ちのカードと同じＡＴＭネットワークのロゴが明記されているＡＴＭ機であれば引出しができ、通常、機械の横や上、又は画面に利用可能なＡＴＭネットワークのロゴが表示されているます。
ＡＴＭはクレジットカードからの引出しもでき、VISAやＡＭＥＸなどクレジットカード会社経由で引出しすることも可能です。

●フランスのATMの使い方

1. カード投入→言語の選択
カード投入口にカードを投入すると言語の選択が画面に表示されます。通常は英語かフランス語から選択。選択がない時は自動的に英語画面に切り替わります。
※操作はタッチパネルではなく、画面両サイドにある選択ボタン式が一般的です。

2. 4桁の暗証番号
4桁の暗証番号を入力し「Valide有効」ボタンを押す。暗証番号を3回続けて間違えるとセキュリティーのためカードがATM機に没収されカード自体が無効になりますので注意ください。

3. 引出ししたい金額を選択
画面に何パターンかの金額が表示されます。引出ししたい金額を選択して「Valide有効」ボタンを押す。引出ししたい金額が表示されなかった場合や自分で金額の入力をしたい場合は「その他」ボタンを押して、手押しで金額を入力し「Valide有効」ボタンを押す。

4. 控えチケットの有無を選択
控えのチケットは必要ですか？の選択画面が出ます。選択ボタンで有無を選択。

5. カード返却→紙幣取出し
まず、カードが返却されます。その後、紙幣を取出し、同時に控えチケットも出ます。
紙幣と控えチケットはほぼ同時に出てきますが、防犯対策として必ず紙幣を先に財布にしっかりとしまってから控えチケットを取るように心掛けましょう。