【2022より】パスポートだけのヨーロッパ旅行はもう終わり!ヨーロッパ・フランス旅行に必要な事前手続きETIAS(エティアス)渡航認証とは

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ヨーロッパ渡航認証 ETIAS(エティアス)とは

ヨーロッパ渡航情報認証制度 ETIASとは

ETIAS(エティアス)=European Travel Information and Authorization Systemは、テロ脅威、 移民流入や旅行者数の増加への対応措置として、渡航認証システムより事前に渡航許可をもらっておくことで、ヨーロッパのシェンゲン圏国に入国できるという新しい制度です。 フランスもシェンゲン圏に属するETIAS導入国のひとつ、今後、フランス旅行前には必ずこのETIAS渡航認証の取得が必要になります。

すでに同様の制度が、アメリカ「ESTA」、オーストラリア「ETAS」、カナダ「eTA」などで実施されています。

ETIAS渡航認証は、2022年末から短期滞在でヨーロッパのシェンゲン圏を訪問する際の渡航要件となります。 ヨーロッパへの旅行を予定している日本国籍者は、ETIASオンライン申請が必要となります。

日本人観光客にとっては、ETIAS(エティアス)の導入により、さらに安全とセキュリティが守られ安心して旅行できるようになります。

 ETIAS(エティアス)日本語サイト

もしETIAS申請を忘れたら?

ETIASが義務化されれば、フライト搭乗時や、シェンゲン圏入国の際に有効なETIAS渡航認証の提示が求められます。もしフライトのチェックイン時までに申請を忘れてしまったら飛行機に搭乗することができません。 陸路や海路でシェンゲン圏に行く場合でも申請を忘れてしまったら入国することができません。

ETIAS取得義務の対象者

ETIASは、旅行・ビジネス・トランジットなど、90日以内の短期滞在でヨーロッパに渡航するすべての日本国籍者が取得義務の対象となります。 

ETIASは、90日以内の短期滞在を対象とした渡航認証でありビザではありません。90日以上滞在する場合は、各必要なビザ(学生ビザ、 就労ビザ、ワーホリビザなど )今まで通りビザの申請が必要です。

なお、 ETIAS 導入国にて永久ビザや長期滞在許可証を取得しており、同国に住居している方は、日本国籍であっても ETIAS取得義務対象にはなりません。

ETIAS導入国

以下のシェンゲン圏の国にて、ETIAS(エティアス)が導入されます。フランスも導入国のひとつです。最初に入国する国を申告し、同国を通ってシェンゲン圏に入域することができるようになります。

  • アイスランド
  • イタリア
  • エストニア
  • オーストリア
  • オランダ
  • ギリシャ
  • サンマリノ
  • スイス
  • スウェーデン
  • スペイン
  • スロバキア
  • スロベニア
  • チェコ共和国
  • デンマーク
  • ドイツ
  • ノルウェー
  • バチカン
  • ハンガリー
  • フィンランド
  • フランス
  • ベルギー
  • ポーランド
  • ポルトガル
  • マルタ
  • モナコ
  • ラトビア
  • リトアニア
  • リヒテンシュタイン
  • ルクセンブルグ
イギリス→フランス入国にもETIASが必要

なお、空路、海路 、 陸路にかかわらず シェンゲン圏に入域する際には ETIASが必要となります。例えば、フランス旅行滞在中にイギリスに行く場合は、日本からフランスへの入国時と、イギリスからフランスへの入国時に、それぞれ ETIAS渡航認証の提示が必要になります。ETIAS渡航認証の有効期限3年間で複数回出入国ができ、最長90日間連続の滞在が可能です。

ETIAS(エティアス)の申請手順

ETIASオンライン申請の条件・必要なもの

  • ICチップが入った有効なパスポート*
  • クレジットカード(ユーロ建てで決済)
  • インターネット環境

*2006年以降に発行された日本国籍のパスポートは自動的にICチップが入っています。

ETIASオンライン申請の手順と流れ

ETIASオンライン申請手続き

1 ETIASオンライン申請フォームに必要な情報を入力
・申請者に関する情報 (氏名、生年月日、国籍、住所、メールアドレス、パスポート情報、職業など)
・渡欧日程 に関する情報 (最初に入国する国や滞在住所渡などの渡欧日程など)
・渡欧するための適格性についての質問 (伝染病、犯罪歴や逮捕歴、過去の入国拒否や強制送還歴など)

2 手数料の支払い
ユーロ建てでのクレジットカード決済になります。

3 申請内容はセキュリティーデータベースにより処理されます

ETIAS申請の受理

申請の承認後、確認メールが届きます。

申請が拒否された場合、拒否理由がメールで送信されます。この審査結果に対して不服の申し立てが可能です。

渡航日と入国時の手続き

渡航日当日は、飛行機や鉄道などシェンゲン圏に向かう各交通機関の職員によって、渡航者が保持するETIASの有効性の確認が行われます。

シェンゲン圏国到着時に国境管理官によって、ETIASの審査状況の確認が行われます。

ETIAS申請の所要時間、料金、有効期限

ETIAS申請受理までの時間 ・日数
   数時間~最大96時間(4日間)  再チェックなどが必要な場合は2~4週間程度の予定

オンライン申請後、セキュリティーデータベースによる処理と承認を行い、その結果がメールで送信されます。多くの場合がメールで知らせが届くまで数時間となる見込みで、最大96時間(4日間)となります。ただし、手作業でのチェックや追加情報の提供が必要な場合は2~4週間程度かかることもあります。

思いがけず、申請に時間がかかってしまうこともあるかもしれないので、旅行が決まったらETIASの申請を。

料金と有効期限
申請手数料:7ユーロ予定(18~70歳)
有効期限:3年間

18歳未満、71歳以上は無料となりますが、年齢にかかわらず申請は必ず必要です。有効期限内であれば、1度の申請で複数回出入国ができ最長90日間連続の滞在ができます。

パスポートを更新したらETIASも更新を

ETIAS渡航認証の有効期限内であってもパスポートの更新をするとパスポート番号が変更になるので、 ETIASは無効となります。パスポートを更新したらETIAS申請も忘れずに行ってください。

ETIAS渡航認証の失効と無効化

ETIAS導入国の国家ユニットによりETIAS渡航認証が取り消されることがあります。ETIASの発給条件が十分に満たされなくなった場合や、 ETIAS渡航認証が不正に取得された疑いのある場合に無効となります。その他に、ETIAS導入国への入国が拒否された場合や、渡航者のパスポートの紛失・盗難届が提出された場合にも、取り消されます。