画家ミレーが愛した田舎バルビゾン村の行き方・見どころ・観光ガイド

パリの郊外にある小さな田舎村バルビゾン(Barbizon)は、素朴な自然風景や昔ながらの情緒溢れるフランスらしい家々が多く残る素敵な町並みが魅力的な散策にもおすすめのスポット。また、この村は、画家ミレーなど、19世紀にバルビゾン派と言われる風景画家たちが好んで暮らした村としても有名で、今でも当時、画家たちが暮らしていた家やアトリエが残ります。小さな村ながらもレストランやカフェ、かわいらしいセレクトショップや食材屋さん、アートギャラリーなどがあり、夏季の日曜日は露天市が出ることもあります。

●メイン通りの散策
村のメイン通りとなる約650メートルの一本道Grande Rue(グランド・リュ)には、昔ながらの木や石で造られた家々が今でも多く残り、村の人々が通うセレクトショップや園芸ショップ、特産品を扱う食材屋さんやパン屋さん、レストランやカフェなどが連なります。画家達が愛した村だけあり、アートギャラリーも多く、村の街並みを楽しみながら、ゆっくりと散策するのがおすすめ。メイン通りのちょうど真ん中あたりにある小さくて可愛らしい村の教会ものぞいてみてください。

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●ミレーのアトリエ
バルビゾン派画家を代表するミレーのアトリエ兼住まいが見学できます。ミレーが当時使っていたパレットなどの画材や日用品がそのまま保管されており、ミレーの暮らしぶりが彷彿とさせられます。ミレーは 1849年から彼が亡くなる1875年までの26年間をバルビゾンで暮らし、傑作『落穂拾い』、『種をまく人』や『晩鐘』などもここで制作されています。

Maison Atelier de JF Millet(ミレーのアトリエ)
所在地: 27 Grande Rue 77630 Barbizon
入場料: 5ユーロ
時間:
・1月～3月、11月、12月　9:30～12:30、14:00～17:30(火・水曜休み)　
・4月～6月、9月、10月　9:30～12:30、14:00～17:30(火曜休み)　
・7月、8月　9:30～12:30、14:00～18:30(火曜休み)

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●バルビゾン派美術館
バルビゾン派の画家たちが村を訪れた時代、村で唯一の宿として画家達が宿泊した宿屋を改装し美術館。美術館は、当時、宿屋時代に使われていた食堂や客室が残るほか、バルビゾン派の作品が鑑賞できる。

Musée des peintres de Barbizon
(又はMusée de l’École de Barbizon)
所在地: 92 Grande Rue 77630 Barbizon
入場料:
大人6ユーロ、割引(18～25歳、65歳以上) 4ユーロ、18歳未満は無料
時間:
・10:00～12:30、14:00～17:30（7月、8月は18時まで）
・毎週水曜休み、5月1日、12月24日～1月１日休み(不定期の休館あり)

●電車で行く
バルビゾン村には電車が通ていないため一番近くの町の駅Melun駅まで行き、そこからタクシーで移動します。

●RER(高速郊外鉄道)で行く
1.RER D線 パリ市内→Melun駅へ
　・パリ市内乗車駅： RER D線 北駅「Gare du Nord」、シャトレ・レ・アール「Châtelet-les Halles」又はリヨン駅「Gare de Lyon」
　・「Melun行き」に乗車し、終電駅Melunで下車
　・主要時間： 約50分／1時間に2～4本程度運行
　・予算： 大人8,20€/子供4,10€（ゾーン５料金）
2.Melun駅→バルビゾン村　タクシー移動
　・距離： 約12km
　・主要時間： 約17分
　・予算： 目安20～30€

●SNCF(国鉄)で行く
1.SNCF R線 パリ市内リヨン駅→Melun駅へ
　・パリ市内乗車駅： SNCF R線 リヨン駅「Gare de Lyon」
　・「Melun行き」、「Montargis行き」、又は「Montereau行き」に乗車し、Melun駅で下車
　・主要時間： 約30分／1時間に2～3本程度運行
　・予算： 大人8,20€/子供4,10€（ゾーン５料金）
2.Melun駅→バルビゾン村　タクシー移動
　・距離： 約12km
　・主要時間： 約17分
　・予算： 目安20～30€

●車で行く
・パリからの距離：約65 km
・主要時間：約1時間
・ルート：
　高速道路「A6B」Rouen方面
　→高速道路「A6」Évry/Lyon/Chilly-Mazarin方面へ
　→N37/N7/Fontainebleauの出口で高速を出る
　→D637→D64「Barbizon」バルビゾン方面の標識に従い進む

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