パリ・セーヌ川の世界遺産エリアの川岸に、そびえ立つコンシェルジュリー。もともと6世紀に王居として建てられ、14世紀頃に現在の建物の形となったもの。当初は、王宮として使用されていましたが、王宮の引越しに伴い議会所、裁判所、牢獄として時代ごとにその役目を変えてきた建物です。同じパリ・シテ島にあるノートルダム大聖堂と同様にパリの歴史には欠かせない重要な建物の一つ。特にフランス革命時期には、フランス革命反対派の政治犯達が大勢収容され「最も過酷な牢獄」として恐れられていました。
マリーアントワネットも処刑になる前の数ヶ月間、この場所に収容されており、今でも実際の牢屋があった場所に当日の様子が分かるように家具やろう人形で復元されています。現在は、裁判所と警視庁の一部にもなっていますが、建物の内部見学をすることもでき、マリーアントワネットの牢獄のほかに、当時の一般牢屋や囚人達の生活が分かる展示、資料室などがあります。年間を通して混雑が少なく待ち時間なしで入場ができます。
コンシェルジュリー
エリア:
シテ島・ノートルダム
住所:
2 boulevard du Palais 75001 Paris
裁判所(Palais de Justice)敷地内
最寄り駅:
メトロ4番線 Cité 駅
メトロ4番線 Saint Michel 駅
RER B,C線 Saint-Michel Notre-Dame 駅
開門時間:
毎日 09:30~18:00
閉門日:
1/1、5/1、12/25
憲兵の間 |
マリーアントワネットの牢獄 |
パリ最古の公共時計 |
女性囚人の中庭 |
ピストリエの牢屋 |
シーザーの塔&銀の塔 |
●入場料金
一般: 9€
子供(18歳未満): 無料 /パスポートの提示が必要です
無料対象者
・18歳未満
・18~25歳までのEU圏国籍者、身体障害者と付添い1名、失業者
※無料対象者の方は、パスポートや各種身分証明書が必要です。
●コンシェルジュリー+サントシャペル教会のペアチケット
コンシェルジュリーと同じ最高裁判所の敷地内にあるサントシャペル教会と合わせてのペアチケット。
ペアチケット一般: 15€
子供(18歳未満): 無料 /パスポートの提示が必要です
コンシェルジュリー+サントシャペル教会のペアチケット
※サントシャペル教会のみの入場料は一般10€。
※無料対象者は、コンシェルジュリーの入場料と同じ条件対象者です。
※夏の観光シーズンはサントシャペル教会の入口が大変混み合うため、混雑が少ないコンシェルジュリーを先に入場し、ペアチケットを購入した方が効率的です。
※サントシャペル教会の詳細・観光ガイド>>
●一般無料の日
10~3月の毎月第一日曜日
※4~9月の毎月第一日曜日は有料(無料対象外)
●美術館共通パス「パリミュージアムパス Paris Museum Pass」利用可
コンシェルジュリーの入場はパリミュージアムパスが利用できます。
パリミュージアムパスでの入場は、入場券購入の時間短縮になり大変便利です。また、美術館などを一日で3箇所以上見学する場合や、数日かけて美術館や観光名所を廻る方はパリミュージアムパスの利用がお得です。
::::: こちらも合わせて参照ください :::::
・パリ美術館パス「ミュージアムパス」値段 使い方 購入場所リスト
・パリ美術館パス「ミュージアムパス」利用できる美術館リスト
●コンシェルジュリーの入口
※コンシェルジュリーは、サントシャペル教会と共に最高裁判所の敷地内の一角にありますが、それぞれ入口がことなります。
※コンシェルジュリーの入口は、裁判所の黄金の門を正面に見て右側。(裁判所の門の反対・左側はサントシャペル教会の入口)
※歩道にあるキオスクのちょうど目の前にあり、裁判所の小さな入口と二つ並んで入場口がありますが、コンシェルジュリー入場は、入口を正面に見て一番右側になります。
●手荷物検査あり
コンシェルジュリーは裁判所の敷地内にあるため、敷地内入場の際に手荷物検査が行われます。実際の裁判が行われる平日は手荷物の規制も行っており下記の物は持込ができませんので注意ください。
持込禁止物(平日)
・刃物、突起物(ナイフ、はさみ、爪切りなど、先の尖った物)
・ヘルメット着用禁止
●入場待ち時間
年間を通してほとんど待ち時間なしで入場できます。一方、同じ敷地内のサントシャペル教会は30分~1時間程度入場に時間がかかるため、両方を見学する人はコンシェルジュリーから先に入場しペアチケットを購入した方が効率的です。
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