マリーアントワネットの隠れ家・美しすぎるベルサイユ離宮トリアノンの行き方・見所・基本情報ガイド

ベルサイユ宮殿と同じ敷地内にあるトリアノン領には、美しい２つの離宮があります。１つは大トリアノン宮殿で、もともとルイ14世が宮廷の目を逃れモンテスパン夫人と会うために建てられた隠れ家で、その後宮廷夫人の住まいとして使われ、ナポレオンの別荘や、1960年代には来賓館として使用された離宮で、内部には、各時代に愛用された家具や内装が残ります。そしてもう一つは小トリアノンでベルサイユ宮殿とはまったく異なる素朴な一軒家造り。マリーアントワネットの離れとして利用され、マリーアントワネット時代の寝室や居間、キッチンが展示されています。さらに小トリアノンの後ろには、マリーアントワネットの希望に合わせて作られた広大な庭園及び農家を再現した村があり、『ベルばら』のフェルゼンとの密会場所など、『ベルばら』ゆかりの地としても有名。どちらの離宮も本家のベルサイユ宮殿とは異なる雰囲気で、混雑も少なく、貴重な当時の家具や美しい内装や庭などをゆっくりと楽むことができます。

トリアノン領の基本情報

ヴェルサイユ・トリアノン領 Le Domaine de Trianon

 パリ郊外ベルサイユ市
 Porte Saint-Antoine 78000 Versailles
 RER C線 Versailles Rive Gauche駅、SNCF国鉄 Versailles Rive droite駅
 ベルサイユ宮殿への行き方
 月曜、1/1(祝)、5/1(祝)、12/25(祝)は休館
 12:00～18:30 (11～3月は17:30まで)
 車椅子用見学可(一部の階を除く)
 ヴェルサイユ宮殿公式サイト

大トリアノン宮殿(グランド・トリアノン)の見どころ

ベルサイユ領の中で最も洗練された建物と言われる大トリアノン宮殿は、ルイ14世が宮廷の華やかさから逃れ、モンテスパン夫人との愛を隠すために建てた隠れ家で、その後、改築などを重ね宮廷夫人の住まいとして使われ、ナポレオンの別荘や、1960年代には来賓館としても使用された。離宮の内部には、各時代に愛用された貴重な家具や内装を見ることができます。中庭に面した大理石のペリスタイルは圧巻の美しさ。

小トリアノン(プチ・トリアノン)の見どころ

大トリアノン宮殿からすぐ徒歩5分の場所にある小トリアノンは、一軒家風の小さなお城で、マリー・アントワネットが華やかな宮廷生活を逃れこの離れを好んだと言われる。現在展示されている家具や内装は、マリー・アントワネット時代のもので、ベルサイユ宮殿とは雰囲気が異なる可愛らしい寝室や居間などを見ることができます。また、小トリアノンの裏に広がる広大な庭園は、マリーアントワネットの希望に合わせて大規模な改修が行われ、農家を再現した村や家畜などがいるエリアと、イギリス式庭園エリアがあり『ベルばら』のフェルゼンとの密会場所の舞台となった「愛の殿堂」もある。

小トリアノン

小トリアノンの庭園

トリアノン領の入場料

トリアノン領

• 離宮大トリアノン、小トリアノンとその庭の共通入場券
• 庭園イベントがある日は、各イベントの入場料が発生します。庭園の噴水ショースケジュール

1日パスポート

• 「ベルサイユ宮殿」、「トリアノン領」、「庭園」の入場ができる1日パスポート
• 日にち・時間指定にて要予約
• ベルサイユ宮殿内11ヶ国語オーディオガイド付き(日本語あり)
• 庭園での「噴水ショー」「音楽の庭園」のイベントが行われる日とイベントがない日にて料金が異なります。庭園の噴水ショースケジュール

無料対象者

 無料対象者 (各種証明書の提示が必要です)
・18歳未満
・18～25歳までのEU圏国籍者
・身体障害者と付添い1名まで

• 無料対象施設 | ベルサイユ宮殿、トリアノン領
• 一部特別展は有料。無料入場対象外となります。

パリ発着シャトルバス・ツアーでの入場

パリ発着のベルサイユ宮殿行きシャトルバスやツアーには、ベルサイユ1日パスポート付きプランやトリアノンの見学ができるプランがあります。ベルサイユ宮殿＋トリアノン見学がセットになったプランがほとんどで終日ツアーとなります。自分で行くのが面倒な人やベルサイユ宮殿と合わせてトリアノンを見学したい方向け。また予約が必要なベルサイユ宮殿の予約をする面倒も省け便利。

美術館共通パス「パリミュージアムパス Paris Museum Pass」の利用

ベルサイユ宮殿、大トリアノン、小トリアノンの入場にてパリミュージアムパスが利用できます。但し、庭園の噴水ショーなどのイベントには、パリミュージアムパスを利用することはできません。 パリミュージアムパスの利用は入場券購入の手間を省き時間短縮に大変役立ちます。また美術館を一日で3箇所以上見学する場合、数日かけて他の美術館にも行かれる方はパリミュージアムパスの利用がお得です。

トリアノン領への行き方

●ベルサイユ宮殿を見てから行く
ベルサイユ宮殿見学後の庭園側出口から出て、庭園を通って大トリアノン宮殿に行くことができます。
①徒歩
→　最短コース　徒歩約20分
→　庭園見学コース　徒歩約30分
②ミニ・トレイン
ベルサイユ敷地内を廻る観光用ミニ・トレインで庭園内を移動でき、大トリアノン宮殿やドメーヌマリーアントワネット前で停留します。
●料金
・庭園往復周遊:　大人7,5ユーロ、12～18歳5,8ユーロ、12歳未満無料
・宮殿への帰路のみ:　大人子供共通4ユーロ、12歳未満無料
●時間
・主要時間:　約20分
・11:30～19:10(11～3月は11:10～17:10)
・約15分おきに運行

●大トリアノン宮殿のみ行く
①車
サントワンヌ門(la porte Saint Antoine)から入り、大トリアノン宮殿前の有料駐車場に駐車します。
②バス
RER C線「Versailles Rive Gauche」駅及びSNCF国鉄「Versailles Rive droite」駅からバスTRI線に乗り、終停「Les Trianons」にて下車

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